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自転車に乗って交通費を節約する






交通費節約に最も効果があるのは「交通機関を利用しない」ことです.電車やバスで移動するところを自分の足で歩けば交通費はかかりません!とはいうものの,歩くのは時間もかかるし疲れるし・・・そんなときこそ自転車の登場です.自転車を活用することで地球にも優しく,健康にもよい生活が送れます.




通勤・通学には自転車を


自宅から会社や学校,あるいは最寄の駅までバスで通っているという場合は自転車で通えないか,を考えてみましょう.学校なら駐輪場がありますから駐輪代もかかりません.会社の場合も自転車なら無料で停められるかもしれません.駅まで自転車で通う場合は駐輪場の料金がかかりますが,バスの定期代に比べれば大幅に安いことがほとんどです.

駅前の駐輪場は駅に近くなればなるほど料金が高くなる傾向があります.しかも常にいっぱいで定期利用したくてもできない,ということも多々あります.しかし,駅に近すぎる駐輪場は狭かったり,駐輪場付近が混み合っていたりと必ずしも良いことずくめではありません.少し離れても広くて安い駐輪場があればそちらの方が使いやすかったりします.
また,駐輪場によっては出し入れの際に毎回手続きに時間をとられたり,夜10時以降出し入れ不可だったり,屋根がなく雨でぬれたり,と使いにくい場合もありますので事前によく確認しましょう.



自転車の選び方


気持ちよく通勤・通学するには自転車の選び方も重要です.
一般的な,いわゆるママチャリには変速機能がない場合がほとんどですが,毎日乗る自転車はぜひ変速機能がある自転車を選びたいところです.本格的な変速機能は不要ですが3段変速くらいあるとちょっとした坂道もスムーズにのぼれます.また,何より変速があると運転が楽しくなります.

次にハンドルバーの形状です.ママチャリは「アップハンドル」と呼ばれる形状であることが多いですが,アップハンドルは楽な姿勢で乗れる反面,坂道を登るときに力が入りにくく疲れるという難点があります.一方「トンボハンドル」形状の自転車は乗ったときにやや前傾姿勢となるため,坂道を登るときも力が入りやすく,特に長時間乗る場合にはおすすめです.

アップハンドル
アップハンドル
トンボハンドル
トンボハンドル

また,通勤通学時の帰りは夜であることがほとんどなのでライトも重要です(無灯火運転は絶対にやめましょう.事故の元です).自転車のライトといえば前輪に押し付けてクルクル回って発電するライト(ダイナモ)がすぐにイメージされると思います.しかしこのタイプはライトをつけると自転車のペダリングが重くなり疲れるという難点があります.そこでおすすめなのは「ハブダイナモ」という自転車のハブにあらかじめ発電機が内蔵されているタイプです.これだとライト点灯時にペダルが重くなることがありません.また,暗くなったら自動的に点灯するタイプも多いので点けたり消したりする手間も省けます.またお好みに合わせて電池式のライトを選ぶのも良いでしょう.
ダイナモ
ダイナモ
ハブダイナモ
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自転車のお手入れ


毎日乗る自転車ですから,定期的なメンテナンスも忘れないようにしましょう.
何より注意したいのは「空気圧」です.空気が減るとペダルが重くなり運転の際に余計な体力を消耗します.また,空気圧不足のタイヤは減りが早まりますし,パンクもしやすくなります.自転車屋などでは空気入れ無料というところが多いので定期的に空気を入れるようにしましょう.駐輪場によっては空気入れを置いてくれている所もあるかもしれません.

プレーキパッドも消耗品です.減ってしまったブレーキパッドを使い続けるとブレーキの効きが悪くなり事故の元となります.定期的に交換するようにしましょう.

また,特に屋根がないような所に停めている場合,雨風にさらされ,気がつけばキーキー言うようになりますので油をさしてあげることも必要です.



自転車通勤のポイント


自転車通勤の際,できるだけ移動時間を短縮するためにはうまくルートをとることが重要です.
たとえば家と駐輪場が次のような位置関係にある場合を考えてみます.



これを次のようなルートで走るのは非効率的です.

なぜならこのルートだと横方向の道を進む際に信号が赤だった場合必ず待たなければならなくなるからです.また,自宅の標高が駅よりも高い場合,縦方向の道を進み続けるのは(行きは楽ですが)帰りは疲れます.

そこで次のようなルートにすると色々とメリットがあります.

ジグザグにルートをとることで,交差点の信号が赤だった場合でも臨機応変に方向を変更することで止まることなく進み続けることができ,信号待ちの時間を少なくすることができます.また,自宅の標高が駅よりも高い場合でも平坦な道と坂道を交互に挟むことで少し楽に運転できます(これはその人の気分しだいかも…).ただし,小刻みに曲がることは事故の原因ともなりますのでその点には注意してください.



あると便利なグッズ


ここでは自転車での通勤・通学時にあると便利なグッズをいくつか紹介してみます.

まず定番なのは前カゴカバーです.急な雨が降ってきた場合など,前カゴに入れている荷物はものすごい勢いで濡れてしまいます.ただ,普段から常備するのは面倒という場合,大きめのビニール袋をカバンに入れておくといざというときに便利です.

また,サドルカバー もあると雨上がりの際に便利です.ただ,自転車を停める際に「これから雨が降るだろうなあ」と予測した上でサドルカバーをかけておく,ということは少ないと思います.そこでこのような常にカバーをかけておいて,濡れたらカバーを反転させることができるというタイプもあります.

ブリヂストン (BRIDGESTONE) 「スタイリッシュサドルカバー」 (SDC-SC)
ブリヂストン (BRIDGESTONE)
「スタイリッシュサドルカバー」 (SDC-SC)

特にスーツで通勤するという場合,ペダルをこぐたびにズボンの裾が自転車に触れるので,汚れたり傷んだりするのが気になるという場合はズボンクリップ を使うのがよいでしょう.
オーストリッチ ズボンクリップB ブラック (2本1組)
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※余談ですが,自動車だと超高級なフェラーリですが,自転車のフェラーリなら私達でも手の出る価格で買うことができます.「フェラーリで通勤」というのもアリではないでしょうか?
Ferrari(フェラーリ)21段変速付き クロスバイク自転車 「CR-D7021」
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