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お金を管理する






節約を心がける上でなによりも必要なのは「お金をきっちり管理する」ことです.お金がきちんと管理できていなければいくら節約をがんばっても「どれくらい節約できたか」が分かりませんし,そのうちやる気もなくなってしまいます.



お金の出入りをデータで管理する


お金の管理といえばまず思いつくのは「家計簿」をつけることではないでしょうか.
しかし,毎日レシートを整理して何にいくら払った,などを帳面につけるのはさすがにめんどくさいものです.
そこでおすすめなのはお金の出入りを「銀行の預金残高」で管理することです.

自分の現金資産をすべて自宅の金庫に保管して,そこからお金を出し入れしている,という人は皆無に等しいでしょう.ほとんどの人は自分の銀行口座に給料が振り込まれ,生活に必要なお金は口座から引き出す,というスタイルのはずです.
つまりお金の出し入れの大元である銀行口座の預金残高を管理することで,お金を元から管理しようというわけです.

具体的な方法


では具体的なお金の管理方法を見てみましょう.人によって自由にアレンジすればよいと思いますが,ここでは給料日に合わせて月に一度口座残高を確認する場合で考えてみます.方法は極めて単純で,以下の3ステップです.

給料の振込みがあった日に預金残高を確認する
「先月の給料日の預金残高」と「①の預金残高」の差を計算することで「1ヶ月の資産の増減」が分かる
「1ヶ月の資産の増減」と「今月の給料」の差を計算することで「1ヶ月の支出額」が分かる

これを毎月繰り返すだけです.言葉では分かりにくいので銀行口座の通帳記録が次のようになっていた場合を見ながら具体的に計算してみましょう.

日時概要お預かり金額お引出し金額残高
4/25給料250,000円1,000,000円
4/26ATM30,000円970,000円
4/27水道10,000円960,000円
4/29電気料金20,000円940,000円
5/10家賃100,000円840,000円
5/15クレジット50,000円790,000円
5/25給料260,000円1,050,000円

この場合,
・5月度の資産の増減は,1,050,000円-1,000,000円=+50,000円
・5月度の収入は260,000円
・5月度の支出は260,000円-50,000円=210,000円
となります.

これをエクセル等で毎月記録していけば,「今月は支出が多かった,少なかった」などがすぐに分かります.

でもこの方法だと,毎月銀行に行って通帳記入しないといけないからめんどう・・・とお思いの方もいるかもしれませんが,
各銀行は「ネットバンキング」のサービスがあり,インターネット上で入出金の確認ができますので是非活用しましょう.
【代表例】
三菱東京UFJダイレクト(三菱東京UFJ銀行)
SMBCダイレクト(三井住友銀行)
みずほダイレクト(みずほ銀行)

※ネットバンキングを利用することで振替手数料などをATM利用時より安く抑えることもできます.


光熱費を管理する


上の方法では全体の収支の管理はできますが,個別の項目の管理はできませんが,節約に直結する「光熱費」については個別に管理したいところです.
通帳の記入項目から電気・ガス・水道・通信などの各項目だけ個別に抜き出すのもよいですが,電力会社やガス会社では料金お知らせサービスがある場合もあるのでそちらを利用するのも便利です.

【電気の例】
電気ご使用量お知らせ紹介サービス(関西電力)
【ガスの例】
myTokyoGas(東京ガス)
【水道の例】
お客さまの使用実績情報提供サービス(東京都水道局)
【電話の例】
@ビリング(NTT東日本)
【携帯電話の例】
My docomo(NTTドコモ)


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