テクニカル指標解説:RSIとは?
ここではテクニカル指標として用いられる「RSI」について詳しく解説します.
RSIとは
RSI(Relative Strength Index)とは,日本語では相対力指数と呼ばれ,「売られすぎ」「買われすぎ」のサインを示す指標として用いられます.
RSIの定義(一般に用いられる形)は次の通りです.
RSIの活用
例えば現在のUSD/JPYが10日間で以下のような値動きをしたとします.
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10日間での「値上がり幅の合計」は2+2+2+2=8となります.
10日間での「値下がり幅の合計」は2+3+1+2+1+2=9となります.
よってRSI=8÷(8+9)×100≒47となります.
上の計算から見ても分かる通り,RSIは「値上がり幅の合計」>「値下がり幅の合計」であれば50より大きくなります.「値下がり幅の合計」>「値上がり幅の合計」であれば50より小さくなります.
このことからRSIは50を基準として,値が大きければ「買われすぎ」,小さければ「売られすぎ」を示すことが分かります.
上の例ではRSI=47と50に近いため,だいたい均衡している状態であると言えます.
一般にRSIの計算にはn=14や9を用い,RSIが30以下なら「売られすぎ」,70以上なら「買われすぎ」であると言われます.よって,30以下で反転したら「買い」,70以上で反転したら「売り」のように利用します.
実際のUSD/JPY(日足)のRSI(n=14)は次のようになります.
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