ミラーレスカメラと交換レンズ(コシナ編)
コシナの交換レンズ
ミラーレスカメラの一番の特徴はなんと言っても「レンズが交換できること」ですが,交換レンズには純正以外のものも使えるのも大きな魅力です.
現在のところ,サードパーティーからのミラーレスカメラ用レンズの供給は少ない状況ですが,まったくないわけではありません.
マイクロフォーサーズに賛同しているコシナからマイクロフォーサーズ用のレンズが発売されています.それが「ノクトン25mmF0.95」と「ノクトン17.5mmF0.95」です.
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「NOKTON(ノクトン)」とは古いフォクトレンダーのレンズブランドです.それをコシナがブランドの使用権許諾を得て復活させたのです.ちなみにコシナは35mmフィルムカメラとしてもフォクトレンダーの「ベッサ」ブランドを復活させています.
そして,このレンズの最大の特徴は「F0.95」という驚異的な明るさです.
「F0.95」とはレンズの明るさとしては最高値であり,他には昔の「キヤノン50mmF0.95」やライカの「ノクティルックスM 50mmF0.95」などごく少数しかありません.しかも,ノクティルックスM 50mmF0.95が定価100万円以上なのに対し,NOKTONの場合「NOKTON 25mm F0.95」では定価9万5000円と大変お買い得(?)です.
このレンズはマイクロフォーサーズマウントなので,カメラとしてはオリンパスOM-D/ペンやパナソニックのルミックスGシリーズで利用可能です.フォーカスはマニュアルになりますが,絞り優先AEは使用可能です.また,オリンパスだとイメージセンサーシフト式の手ぶれ補正機能があるため,このレンズでも手ぶれ補正が効きます(ルミックスGシリーズはレンズシフト式なので手ぶれ補正はできません).
F0.95という明るさは暗所撮影に向くほか,ボケ味を活かした写真の撮影にも使えます.35mm判に比べるとマイクロフォーサーズでは被写界深度が相対的に深くなるので,このレンズの「被写界深度の浅さ」をうまく使いたいところです.
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