東京⇔大阪を寝台列車で移動する
東京⇔大阪間の寝台列車といえば,かつては「寝台急行銀河」が代名詞的存在でした.しかし相次ぐ寝台列車廃止の流れの中,現在ではサンライズ出雲(瀬戸)のみ利用可能です.
寝台列車は料金が高いイメージがありますが,サンライズ出雲(瀬戸)では「のびのび座席」という寝台料金不要でお得なシートを利用することもできます.
寝台特急サンライズ出雲(瀬戸)による移動
(注意) 大阪⇒東京のみ利用可能
サンライズ最大の特徴は「のびのび座席」です.完全に横になれるスペースがありながら料金は座席扱いなので,新幹線よりも安くお得感があります.
逆に,Bソロ以上の寝台は6時間半の移動時間のために利用するには少し割高感があります.
料金
のびのび座席:
通常期:12,400円 (乗車券8,910円+指定席特急券3,490円)
繁忙期:12,600円 (乗車券8,910円+指定席特急券3,690円)
閑散期:12,200円 (乗車券8,910円+指定席特急券3,290円)
Bソロ:
18,470円 (乗車券8,910円+指定席特急券3,490円+Bソロ6,600円-割引530円)
Bシングル/Bサンライズツイン:
19,570円 (乗車券8,910円+指定席特急券3,490円+Bシングル/Bサンライズツイン7,700円-割引530円)
Bシングルツイン:
21,470円 (乗車券8,910円+指定席特急券3,490円+Bシングルツイン9,600円-割引530円)
Aシングルデラックス:
25,770円 (乗車券8,910円+指定席特急券3,490円+Aシングルデラックス13,900円-割引530円)
※学割利用で乗車券が2割引きになります.
停車駅
深夜0時半という非常に遅い時間に大阪を出発します.そのため,京都や名古屋にも停車せず,大阪を出ると次は静岡まで停まりません.
大阪(00:33発)
↓
静岡(04:40発)
↓
富士(05:10発)
↓
沼津(05:27発)
↓
熱海(05:45発)
↓
横浜(06:45発)
↓
東京(07:08着)
特徴
- 大阪⇒東京のあらゆる交通手段の中で最も遅い時間に出発します
- 東京⇒大阪の利用はできません (大阪駅は通過)
- どうしても東京⇒大阪で利用するなら,まず東京⇒姫路を利用し,姫路から大阪へ引き返すという手もあります (東京発21:50⇒姫路着05:25)
- 寝台急行銀河などと違い,設備が豪華.シャワーもあります
- 「のびのび座席」は寝台料金不要で雑魚寝ができます (シート間には仕切りがあり一応個人スペース)
※サンライズの「のびのび座席」を利用すると新幹線よりも安く移動することができます.
※「のびのび座席」は下の写真のような感じのシートです.座席扱いながら,毛布もついていて完全に横になることができます(ただし床はカーペットなので硬い).隣のスペースとの間には仕切りはありますが,プライバシーはほとんどありません.
その他の座席についてはこちら(JR西日本|サンライズ瀬戸・出雲)を参考にしてみてください.
所要時間
約6時間半
備考
以前はサンライズの他にも「寝台急行銀河」や「寝台特急富士(はやぶさ)」なども利用できましたが残念ながら次々と廃止されてしまいました・・・