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往復割引を活用する






このページは2014年4月からの料金改定に対応しています.


JRのきっぷ(乗車券)は往復で買うことができます.通常は「片道料金×2倍」なので,きっぷを買う手間が1回分省ける以外に何の得にもなりません.しかし,移動距離が601km以上であれば往復割引が適用されます.




往復割引の概要


片道601km以上の区間の乗車券を往復で買う場合,料金は1割引きになります.
ただし,往復割引が適用されるのは「乗車券」のみで,「特急券等」には適用されません.

※学割(2割引)と併用することができます.学生の方はさらにお得です.


▼往復割引の計算方法

片道料金の1割引の料金を計算し,10円未満を切り捨て,その金額を2倍する.




移動距離と往復割引


移動距離と往復料金の関係は次の表のようになっています.


距離521-540km541-560km561-580km581-600km601-640km
片道8,420円8,750円8,960円9,290円9,610円
往復16,840円17,500円17,920円18,580円17,280円

表より,往復する場合は541km~600kmの乗車券よりも601km~640kmの乗車券の方が安いことが分かります.
つまり,買おうとしている乗車券の片道移動距離がは541km~600kmの間であれば,あえて移動距離を伸ばして601km以上の往復乗車券を買った方がお得というわけです.

※ちなみに,601-640kmの往復きっぷの有効期限は10日です.




東京⇔大阪の往復割引


往復割引の活用方法を東京⇔大阪の移動を例に見てみましょう.
東京⇔大阪の距離は556.4kmなので往復割引が適用されません.
上の表より,東京⇔大阪の乗車券は往復で17,500円です.これを601km以上の区間に変更することで17,280円にすることができます.よって往復割引を使うことで220円お得になります.

・・・たったの220円(片道分だと110円)か,とお思いの方も多いと思います.

このように東京⇔大阪の移動の場合は大してお得にはならないのですが,次のいずれかに当てはまる場合は往復割引が威力を発揮してきます.

  1. 東京から「大阪よりちょっと先」まで移動する場合(またはその逆)
  2. 大阪から「東京よりちょっと先」まで移動する場合(またはその逆)
この2パターンを前提に,片道600km以上になる区間を探してみましょう.

パターン1の場合


「大阪よりちょっと先」で思いつくのはやはり「神戸」ではないでしょうか?東京⇔神戸の移動は比較的需要が高いと思われるので,ここでは「東京⇔三ノ宮」を例に見てみることにします.



東京-大阪東京-三ノ宮東京-塩屋東京-舞子東京-朝霧
距離556.4km587.0km599.7km602.6km606.5km
片道8,750円9,290円9,610円
往復17,500円18,580円17,280円

往復割引は片道601km以上で適用されるので「東京⇔舞子(602.6km)」であれば適用される・・・わけではありません.
というのも,舞子駅は「神戸市内」の駅という扱いなので東京⇔神戸(589.5km)の運賃が適用されます.ですので,往復割引を適用させるためには「神戸市内」をはずれる「朝霧」までのきっぷを買う必要があります.

よって,東京から神戸に行く場合は「東京-神戸」ではなく,「東京-朝霧」の往復乗車券を買った方が1,300円お得です.



パターン2の場合


「東京よりちょっと先」で思いつくところはたくさんありますが,ここでは「千葉」「大宮」を例に見てみることにします.

まずは千葉の場合です.



大阪-東京大阪-千葉大阪-蘇我大阪-浜野
距離556.4km595.6km599.4km602.8km
片道8,750円9,290円9,290円9,610円
往復17,500円18,580円18,580円17,280円

こちらは山陽本線の場合のようなややこしい計算は不要です.大阪から千葉に行くときは浜野までの往復乗車券を買いましょう.(別に外房線の「鎌取」でも構いません)


続いては大宮の場合です.



大阪-東京大阪-大宮大阪-桶川大阪-北本
距離556.4km586.7km598.5km603.1km
片道8,750円9,290円9,290円9,610円
往復17,500円18,580円18,580円17,280円

上の表は高崎線での計算例です.大阪から大宮へ行く場合は北本までの往復乗車券を買いましょう.(宇都宮線なら「新白岡」,川越線なら「川越」で601kmを超えます.お好きな駅をお選び下さい)



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