IFD注文とは?
IFD注文とは?
IFD注文(イフダンちゅうもん)とは新規注文と決済注文をセットで同時に発注する注文方法です.「IFD」とは「IF Done Order」の略で,もし新規注文が成立したら決済注文が発動する,という意味です.
IFD注文を使うことで,「ノーポジションの状態で,夜寝る前にIFD注文を出しておいたら,朝起きた時にはすべての取引が終了して利益が確定していた!」ということも可能です.ただし,新規注文は成立したが,決済注文は成立しなかったという場合には,朝起きたら不利なポジションが残っていた,ということもあり得ます.
IFD注文では指値・逆指値が利用可能
IFD注文は「新規注文・決済注文」のセット注文ですが,その中身は「指値注文と逆指値注文」の組み合わせになります.
その中でもよく使われるのが次の2パターンです.
IFD注文の基本形です.新規・決済とも指値とすることで,目標利益の確保を狙います.新規注文をIFD注文ではなく単純な指値注文にすると,トレンドをつかみきれずにポジションを持ち続けてしまう場合があります.それをIFD注文にすることで,一瞬でも目標利益を達成したときに即座に決済する,つまり寝ている間でも目標達成のチャンスを虎視眈々と狙う,という注文方法なわけです.
決済注文を逆指値とすることで,損失の拡大を防ぐ注文ができます.IFD注文はリアルタイムにレートを追えないときに利用する注文方法ですが,その際最も怖いのは,レートが思わぬ方向に動いてしまうことです.IFD注文の内,新規買い注文は成立したが,その後レートが悪化してしまったという場合に,損失を拡大させないよう決済注文に逆指値を用います.朝起きたら「え!すごい損失が・・・」ということがないようあらかじめ損失を限定する(ロスカット)ことができます.もちろんレートが良い方向に進めば含み益が大きいままポジションを保てるので,この逆指値は保険として働きます.
IFD注文の注意点
IFD注文では,「指値・指値」の注文パターンの場合「新規注文は成立したが決済注文が成立せず損失が拡大してしまう」という可能性があります.なぜなら,レートが思惑とは逆に進んだときに,損失拡大を防ぐ歯止めがないからです.
この場合,損失拡大を防ぎたいなら「IFO注文」を活用しましょう.
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