フィルムサイズの比較(APS)
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APS(IX240)のスペック
画面サイズの比較
APS-H | 35mm |
※画面サイズの全体比較画面はこちら
APS | 35mm | |
画面サイズ | APS-H:16.7mm×30.2mm APS-C:16.7mm×23.4mm APS-P:9.6mm×30.2mm | 24mm×36mm |
対角線長さ | 34.5mm(APS-H) | 43.3mm |
面積 | 504.34mm2 | 864mm2 |
IX240フィルム
APSとはアドバンストフォトシステム(Advanced Photo System)の頭文字を取ったものです.
APSという言葉自体は,新規格のフィルムを使用したシステム全体を指します.フィルムそのものはIX240といいます.
APSでは,35mmにはない先進的な特徴がいくつかありました.
- フィルムの途中交換が可能
- 撮影情報を磁気的に記録可能
- 現像後もカートリッジに入っているため汚れにくい
- 現像するとインデックスプリントがついてくる
特にフィルムの途中交換が可能というのは革新的でした.これにより撮影者はネガフィルムやポジフィルムを気分によって使い分けることが可能になったからです.
IX240は35mmよりもサイズが小さいこともあり,カメラの小型化にも貢献しました.APSが登場した当初は,各社とも積極的に新機種を投入していました.ミノルタに至ってはAPS専用のVマウントまで用意していたのですが,その後デジタルカメラが飛躍的な進歩を遂げる中,APSは結局最後の最後まで中途半端なまま姿を消すことになってしまいました.
ただ,APSは姿を消しましたが,皮肉なことに現在でもデジタルカメラの撮影素子サイズの名称として「APS」の名が使われています(センサーサイズがAPSの撮影サイズに近いことから).
※APSには3種類の撮影サイズがありますが,実際の記録サイズはAPS-Hサイズです.カメラの設定をAPS-CやAPS-Pにすると,現像時に左右or上下がトリミングされたプリントになりました.
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