フィルムサイズの比較(8×10インチ)

TOP　＞　フィルムサイズの比較(8×10インチ)

8×10インチ（エイトバイテン）のスペック

8×10インチ

35mm

※画面サイズの全体比較画面はこちら

※8×10の実際の画面サイズはこれより若干小さくなります（上記寸法は8インチ・10インチをそれぞれミリメートルに換算した数値です）

十分に大きすぎる画面サイズの4×5インチ判をさらに縦横を2倍にしたサイズであり，面積比で35mmフィルムの約60倍という途方もなく大きいフィルムが8×10インチです．一般に入手できるフィルムとしてはこれが最大サイズです．

4×5インチと8×10インチの間には5×7インチフィルムもあるのですがあまり一般的ではありません．

大判カメラユーザーの中でも8×10を使う人はほとんどいないのではないでしょうか．また，大判レンズでも8×10に対応するイメージサークルを持つレンズは限られてきます．さらに，プリントする際にも8×10インチに対応した引き伸ばし機は非常に少ないこともあり，なおさら個人レベルでの使用を難しくしています．

8×10インチというと，プリントで言うと六切りサイズです．等倍プリントしただけでも十分に大きい写真が出来上がります．

ちなみに・・・，8×10以上のサイズの撮影をしたいとなると，大きな印画紙をフィルム代わりに使って，コンタクトプリントを取るという方法が考えられます．モノクロ写真であればこの方法で比較的簡単に作れそうですが，感度設定等が非常に難しくなってきます．

関連情報

▼フィルムカメラのフォーマット