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センサーサイズの比較(中判編)



中判デジタルカメラのセンサーサイズの比較


35mmフルサイズ以下のイメージセンサーのサイズについてはこちら(センサーサイズの比較)で比較していますが,ここでは35mmフルサイズ以上のイメージセンサーを持つ中判デジタルカメラ(およびデジタルバック)について紹介します.


中判デジタルの場合は各社様々な大きさのセンサーがあるので,ここでは一例を示します.最大のセンサーサイズだと645の画面サイズとほぼ同等になります.なので,カメラシステムとしては645システムでほぼカバーできることになります.645を超えるサイズのイメージセンサーは現在のところありません.


センサーサイズの比較



比較
フォーマット
35mm
フルサイズ
645(フィルム)

画面イメージ

35mmフルサイズ645(フィルム)
画面サイズ24mm×36mm41.5mm×56mm
対角線長さ43.3mm69.7mm
縦横比2:33:4

画面サイズ30mm×45mm

画面イメージ

30×45mm
採用モデルライカS2
対角線長さ54.1mm
縦横比2:3
※ライカS2に採用されているセンサーサイズ.ライカ判(24×36mm)と同じ縦横比で一回り大きい.

画面サイズ33mm×44mm

画面イメージ

33×44mm
採用モデルペンタックス645D,マミヤなど
対角線長さ55mm
縦横比3:4
※ペンタックス645Dやマミヤ,リーフ等のデジタルバックに採用されているセンサーサイズ.

画面サイズ40.4mm×53.9mm

画面イメージ

40.4×53.9mm
採用モデルフェーズワン,リーフのデジタルバック
対角線長さ67.4mm
縦横比3:4
※イメージセンサーの最大サイズ.645の画面サイズとほとんど同じ.ただし価格は数百万円.

中判デジタルの場合,イメージセンサーがカメラに内蔵されているタイプとデジタルバックタイプの2種類あります.デジタルバックのブランドとしてはPHASE ONE(フェーズワン)とLeaf(リーフ)が有名です.

デジタルバックの場合,マミヤやハッセルブラッド,コンタックス645など各種カメラに取り付けることができます.また,大判カメラに取り付けて使用したりもします.


最も大きいサイズだとイメージセンサーが40.4×53.9mmにもなり,645のフィルム撮影サイズ(41.5×56mm)とほとんど同じです.このクラスともなると画素数が8000万画素にもなるモデルもあり,まさに桁違いです.また価格も桁違いで,例えばフェーズワンのIQ180だと500万円もします.

また,35mmフルサイズ以下ではイメージセンサーはCCDとCMOSの両方がありますが,中判デジタルの場合はすべてCCDです.



PHASE ONE P65+
  • イメージセンサー:40.4×53.9mm
  • 有効画素数:6050万画素
  • ISO:50-800

PHASE ONE IQ180
  • イメージセンサー:40.4×53.7mm
  • 有効画素数:8000万画素
  • ISO:35-800

PHASE ONE P45+
  • イメージセンサー:36.8×49.1mm
  • 有効画素数:3900万画素
  • ISO:50-800

PHASE ONE P30+
  • イメージセンサー:33.1×44.2mm
  • 有効画素数:3100万画素
  • ISO:100-1600


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