フィルムサイズの比較(645)
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645(セミ判)のスペック
画面サイズの比較
645 | 35mm |
※画面サイズの全体比較画面はこちら
645 | 35mm | |
画面サイズ | 41.5mm×56mm | 24mm×36mm |
対角線長さ | 69.7mm | 43.3mm |
面積 | 2324mm2 | 864mm2 |
※645の画面サイズはカメラにより若干異なることがあります
120フィルムとスプール
645(ロクヨンゴ)はセミ判とも呼ばれる中判カメラの撮影サイズです.画面サイズがほぼ6cm×4.5cmなので645というわけです.35mmフィルムよりも小さいサイズのフィルムが小型化や簡素化を狙っているのに対し,645以上のサイズは高画質を狙ったハイアマチュアおよびプロ向きのフォーマットです.
645の撮影には120フィルム(ブロニーフィルム)および220フィルムを用います(6×6,6×7も同じフィルムを使います).
120フィルムは遮光紙とフィルムが重ね合わさった形状をしており,これをもう一本の軸(スプール)に巻き取っていくという極めて原始的な構造になっています(220フィルムは途中部分の遮光紙が省略されています).そのため,セッティングが不十分だと巻取りがうまくいかず「巻き太り」を起こし光線引きの原因になる,ということもあります.また,撮影終了後は切手のような糊のついた紙をペロッと舐めて封をするというのも原始的です.
645サイズの撮影ができるカメラ(中判カメラ)は多数あります.645カメラは中判カメラの中ではAE化やAF化されている機種が多いのが特徴です.代表的なのはペンタックス645ですが,ペンタックスはデジタルカメラとしての中判カメラにも積極的で35mmフルサイズを超える33mm×44mmという巨大な撮影素子を搭載した645Dも出しています.
なお,645クラスだと専用機が多いですが,中判カメラの中には,カメラ本体とフィルムバックが切り離せるようになっていて,いつでも自由にフィルム交換や撮影サイズ切替えができる機種も多数あります(主にコマーシャル撮影等のプロ用途).
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